糖尿病

糖尿病とは

糖尿病とは糖尿病には1型と2型がありますが、ほとんどがこのうちの“2型”に分類され、主に生活習慣の乱れを原因として起こります。一方の1型糖尿病は、自己免疫やウイルス感染による膵臓のβ細胞を原因として引き起こされます。
糖尿病を放置していると、血管の柔軟性が失われる「動脈硬化」が進み、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、下肢血管の閉塞などのリスクが上昇します。また、重篤なものでは、失明や腎不全などを合併することもあります。

糖尿病の原因

2型糖尿病は、体質、過食、栄養バランスの偏り、運動不足、肥満、ストレス、過度の飲酒、喫煙習慣など、主に生活習慣の乱れを原因として引き起こされます。肝臓や筋肉に脂肪が蓄積することで、インスリンの働きが低下し、高血糖状態が持続します。
また、40歳以上の方、糖尿病のご家族をお持ちの方は、発症しやすい傾向にあります。

糖尿病の症状

糖尿病になってからも、初期のうちに症状が現れることはほとんどありません。このことが、受診の遅れや、十分に生活習慣を改められない原因になっています。
初期を過ぎ、なおも高血糖状態が持続されると、以下のような症状が現れます。

  • 喉の渇き(水分を多く摂るようになります)
  • 頻尿、多尿
  • 急激な体重減少
  • 慢性疲労
  • 手足の痺れ
  • 皮膚のかゆみ
  • 陰部のかゆみ
  • 視力低下 など

動脈硬化が進行すると、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症といった命にかかわる疾患の発症リスクが上昇します。また、重篤な糖尿病は、失明や腎不全などを合併することもあります。
症状の有無にかかわらず、早期治療、また予防に積極的に取り組みましょう。

糖尿病の検査

糖尿病の検査血液検査にて、血糖値、ヘモグロビン(Hb)A1cの値を測定します。
ヘモグロビンA1cには、過去1~2カ月間のおおよその血糖値が反映されます。この値は、合併症の進行と深く関連していると言われています。

糖尿病の治療法

糖尿病の治療には、食事療法、運動療法、薬物療法、注射療法などがあります。
まずは食事療法と運動療法に取り組み、十分な改善が見られない場合に、薬物療法、注射療法を行うのが基本的な流れです。薬物療法・注射療法を開始してからも、食事療法・運動療法は継続していく必要があります。

食事療法

食事療法栄養バランスに優れた食事を、3食きっちりと摂ることが大切です。内服やインスリン注射を受けている場合には、適切な食事療法ができていてこそ、薬剤の効果が十分に発揮されます。薬の効果を損なわないためにも、食事療法は欠かせないものなのです。
また、生活習慣病に対する食事療法では、特別何かを食べられないということはありません。患者様一人一人の年齢やライフスタイルに合わせて、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン・ミネラルをバランス良く、そして必要なエネルギーをしっかりと摂ることが重要です。

運動療法

運動療法運動は、“痩せる”ためだけのものではありません。ブドウ糖を消費して血糖値を下げる、インスリンの働きを良くする、血行を改善して血管を若々しく保つ、といった効果が期待できます。いずれも、糖尿病をはじめとする生活習慣病の治療・予防に有効です。
ただ、ある日突然激しい運動をしたり、高い負荷を長時間かけるのはおやめください。ケガのリスクが高まりますし、長続きしない原因になります。
患者様の年齢や体力、合併症の有無などを確認した上で、お一人お一人に合った運動方法をご提案します。

薬物療法

薬物療法食事療法・運動療法で十分に血糖コントロールができない場合には、薬物療法にも取り組む必要があります。
薬物療法では、インスリンの分泌を促す薬、インスリン抵抗性を改善する(インスリンを受容しやすくする)薬、糖の吸収・排出を調整する薬などを使用します。
なお、薬物療法を開始してからも、食事療法・運動療法は継続してください。これらが続いているという前提での薬物療法となりますので、食事療法・運動療法をやめてしまうと効果に影響を及ぼしてしまいます。

注射療法

注射療法注射療法では、インスリン注射薬、インスリン以外の注射薬(GLP-1受容体作動薬など)を使用します。
注射の回数、注射器にも種類がございますので、患者様の病態やライフスタイルに合わせて選択します。
なお、薬物療法と同様に、注射療法を開始してからも、食事療法・運動療法は継続してください。

合併症の予防

糖尿病は、自覚症状の少ない病気です。しかし、長く高血糖状態が続くことで動脈硬化が進み、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、下肢血管の閉塞などのリスクが高まります。また、腎臓や眼にも障害をきたし、最悪の場合には腎不全や失明に至ります。
いずれも、QOL(生活の質)を大きく低下させる合併症です。
「症状がないから治療は後で」ではなく、「症状がないからこそ予防に努める」ことが大切です。

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