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2020.10.19

鍼灸『秋の過ごし方』

秋気が肌にしみる季節となり、肌寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 

秋は、残暑による夏バテに加えて、朝夕の寒暖差や、空気の乾燥などによって、呼吸器系・皮膚症状などが現れやすい季節でもあります。咳、痰、くしゃみ、鼻水といった風邪症状疲労感強い眠気皮膚のかゆみ・乾燥といった症状などに、お心あたりはありませんか?

 

東洋医学には季節を5つに分けた五季という考え方があります。夏だと暑さ、冬だと寒さといった、季節ごとの特徴は人体に大きな影響を与えるので、毎日を元気に過ごす為には季節に合わせた体調管理が必要となってきます。

そこで今回は、鍼灸マッサージ師からみた『秋』の体調管理方法をお伝え致します。

 

⑴指圧、マッサージ

 

 

 

 

 

左腕の肘から手の平までの写真です。呼吸器系・皮膚症状の治療に大切な経絡と呼ばれるラインであり、緑色の点が経穴と呼ばれるツボです。

このラインを肘から手に向かって、親指でゆっくり押していきましょう。

 

 

 

 

 

親指と人差し指で挟みながらクルクル回すとより効果的です。強さは心地よいと感じるくらいが良いでしょう。また、ツボは少し多めにマッサージしてあげると良いですよ。

 

⑵温める

体が冷えた時や風邪をひいた時、首筋がゾクゾクしたり、こわばるような経験はありませんか?東洋医学では、風邪は首の後ろから体内に入ってくると考えられています。よって、風邪が入ってこないように・出ていくようにという意味で、首筋~肩甲骨の間をよく治療します。

 

 

 

 

 

この赤色の円が温める場所です。タートルネックのような服を着る、ストールを巻く、小さなカイロを貼っておくなどすると良いでしょう(※上半身がのぼせている時は、カイロはお控えください)。時間があれば、皮膚が少し赤くなる程度まで完封摩擦(皮膚をこする)するのもおススメです。

 

 

 

 

 

不調はできるだけ早く回復させてあげることが大切であり、それ以上に大切なのが予防です。まずはご自身の不調を理解すること、そしてどう回復させていくか…。そんな時に大きな手助けとなるのが鍼灸や漢方薬といった東洋医学的治療です。

不調の有無に問わず、何か気になることがございましたら、いつでもご相談ください。心よりお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

東洋鍼灸センター

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