MSWの視点・今日の気づき

2024.03.11

**願いがひとつ、叶った日。**

先日、「リウマチ相談員一年生」として、
リウマチ・膠原病教室に参加してきました。
「リウマチカフェ」、やりたいな。
東洋病院で働き始めてすぐに、患者さんや優しい職員さんたちと
関わる中でできた夢のひとつでした。
患者さんと、私たちスタッフが、
お茶を飲みながら、
お話をして、
「よし、またがんばるか。」と
優しい希望をもてるような、集いの場。
お互いに、想いを伝えあうこと、
気持ちを分かち合うことで、
【支えとなるもの】が、
少しずつ広がる感覚がありますね。
それが、
病気を抱えながら、でも、
悩みを抱えながら、でも、
穏やかで、朗らかな気持ちでいられる理由なのではないでしょうか。
同僚の薬剤師さんが、
優しい気持ちで淹れてくれた
特製のブレンドティーで、
こころもからだも、優しくあたたまりました。

【MSW・北島田町子のつれづれ日記】

東洋病院で働く、MSW・北島田町子が気ままにつづるブログです。

日々の気づき・日々の感動・日々の葛藤…etc.

あらゆる”想い”を、あらゆる視点で発信していきます。

2024.02.14

**たいせつなひとへ。**

 

たいせつなだれかへの想いを、言葉にして届けられていますか?

ご入院中の患者さまは、思い通りに動けなかったり、上手に話せなかったり、難病や進行性の病との闘いで

つらい、くるしい・・・しんどい、諦めてしまいたい…何で私が?、どうして!…もう、嫌だ…、苛立ち・焦り…

いろいろな感情の中で、

療養生活を送られています。

 

でも、患者さまが、

『たいせつなひと』に会うとき、

『たいせつなひと』について話すとき、

『たいせつなひと』のことを考えるとき、

自然と、柔らかくて優しくて、穏やかなときが流れます。

 

 

わたしたちMSWは、そんな患者さまの想いを、その瞬間を、言葉にして、

患者さまのたいせつなひとへ「届ける」仕事も、しています。

とてもやりがいのある、すてきな、仕事です。

 

 

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2023.07.07

**星に願いを。**

入院中の患者さまや、施設のご利用者さま、またスタッフも…

おもいおもいに…願いを込める今日です。

 

『この願いが、叶いますように…!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本日の患者さま・利用者さまのお食事です。

「おいしい!しあわせ!」の笑顔にあふれていました。

七夕そうめんと、サクッと天ぷら。

 

『ずっとずっと、たいせつな誰かと、おいしいね!しあわせだね!と食事をたのしめますように。北島田町子』

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2023.01.07

**まずは、わたしたちから。**

あたらしい1年がスタートしました。

『今年もよろしくね。』とスタッフ同士で声をかけます。

『今年もがんばろうね。どうぞよろしく。でもぼちぼちね。』といたわりあったり。

『わぁ!きれいなお花!』とドクターたちが感動をシェアしてくれたり。

『お疲れですか?無理のないように。』と、ポイントケアで癒してくれる、鍼灸師の先生。

デイケアスタッフが、元気いっぱい!とびきりの笑顔で、レクリエーションを盛り上げています。

利用者さまの笑顔を引き出すのが、ほんとうに、上手。

『いらっしゃい。』『お帰りなさい。』が優しく響く、幸鈴園の玄関。

 

時に、「無理かもぉ…」と、とんでもなく過酷な、業務をこなしながらも…

こころもからだも、追い詰められた状況になることがあっても…

 

声をかけあって、いたわりあって、

感動をシェアしあって、

元気!に触れて、元気をわけてもらった気になったり、

優しい雰囲気に癒されたりしながら…

 

今日も、たくさんの【笑顔の花】が咲いていたと思います。

 

まずは、わたしたちから!

 

 

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2022.10.04

**【やりがい】をもつこと**

 

一「おしえてほしい。」と困った顔。
一「このことばで合ってる?たいせつな人がひどく悲しんでる。これでだいじょうぶ?」と、LINEの文面を見せてくれました。
簡単なことばが、いくつかならべられていただけでしたが、その患者さまの、たいせつな人を心配し、想うまっすぐな気持ちが、ギュッとつまった文面でした。
自分自身も、病気で苦しんでいるのに・・・。その患者さまは、だれかの支えになろうと一生懸命悩んでいます。
わたしは、『ことばは合っています。きっと、伝わります。これで、だいじょうぶ。』と句読点の打ち方や少しの誤字を修正しました。
一「あぁ。良かった。ありがとう。また話きいてね。」
患者さまは、ほほえんでくれました。

わたしが、今日、ここにいて、良かった。今、この患者さんと関わりを持てて良かった。
患者さまの抱える痛みや苦しみや寂しさや不安や葛藤を、
ほんのすこしだけでも、和らげることが出来たかもしれない、からです。
ほんの一瞬の出来事ですが、この気持ちが、【やりがい】に繋がると感じます。


患者さまとの関わりだけでなく、ご家族との関わり、
院内で一緒に働く仲間との関わりや、地域の医療機関や介護施設との関わりを持つことができるのが、
地域医療連携室です。
関わりのひとつひとつに、心を込めて、真摯に、謙虚に、向き合えているか。


その先に、【やりがい】を感じられること。

【やりがい】を積み重ねることで、仕事の質も、人生の質も、きっと、高くなると、信じて。


日々を、丁寧に、やさしく、まぁるく、豊かに、過ごすことができればと思います。



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2021.10.12

**「気づき」の重要性**

 

気づき、を大切にしましょう。

落ちているちいさなゴミに、気づけるか。


ゴミに気づき、

患者さんが気持ちよく過ごせるように、
自分以外のスタッフが拾わなくてもいいように、
と考え、

ゴミを拾える、スタッフになりましょう。

そう、意識をしていたら、
それを、あたりまえにできるスタッフが増えれば、
事故は、必ず、未然に防げます。


みなさんで一緒に、取り組みましょう。





医療安全の基本。

改めて、ストン、と学ぶことのできた瞬間でした。


正しいこと、
美しいこと、
時に、
それって綺麗事すぎない?と

バカにされてしまいそうなことを、

言い続けることや、
やり続けることこそ、

勇気がいるし、覚悟がいります。


でも、
正しいことに、向かって
美しい理想に、向かって

同じ方向に、進もうとする
仲間がいること。

その輪が、すこしづつ広がっている。
そう感じる瞬間が、その実感が、あります。


今日も、あしたも明後日も。

わたしたちと。
わたしたちと、関わってくださっている
患者さんや家族さんや地域のみなさんの。

よりよい未来に向かって!

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2021.09.02

**ハナマル**

ある患者さんの退院時の出来事です。


繰り返す誤嚥性肺炎と認知症の影響で、
お口から食べることができません。

お口から食べることができないから、
命をつなぐため、
24時間、持続点滴をします。

身体に栄養は入るけれど、
その日の体調によって、
お口や喉の奥の方まで、
痰がたくさん溜まります。

痰がたくさん溜まると、
苦しくて息が出来ません。
自分で痰を出す機能も衰えていて、
痰が固まって窒息しないように、
肺まで流れて炎症が起きないように、
機械で吸引します。
痛かったり、辛かったりすることが
1日に何回も何回も、あります。

呼吸も弱く浅くて、
身体や血液の中に充分な酸素が行き渡りません。
少しでも、楽な呼吸を促すため、
鼻から酸素吸入を行います。

入院中そうであったように、
退院後ももちろん、
身体中の機能は、
ひとつひとつ、日に日に、
着実に、弱っていきます。


そんな患者さんの自宅退院。

たくさんの支援者が必要となります。

「これから」の
患者さんとその家族をリードし、サポートするのは、

丁寧であたたかく確実な、訪問診療医
なんでも話せて頼れる、訪問看護師
細やかな目配りのできる、訪問介護士
全てにおいて柔軟に対応できる、ケアマネージャーです。


患者さんの「これから・・・」が、
よりよいものであってほしいと願い、
退院する「・・・その瞬間まで」、
東洋病院の
医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、MSW…
すべての職種が、一丸となり、
知恵と力と専門性を出しあいます。


『今回の退院支援は100点だった!』
と胸をはれることは、今回ももちろん、
いままでもないし、
これからもないでしょう。

いつも、
後から後から、
もっとああすればよかった、
こうしておけばよかった、
と反省ばかり思いついてしまう…

ただ、100点でなくても、

退院したその日、
患者さん本人が、

細くかすれた優しい声で、言ってくれた、
細く長く優しい指で、描いてくれた、

『ハナマル。』

私たちは、すこしだけですが、自信を持てました。


かつて学校の先生をしていらしたという、その患者さんが、
私たちにつけてくれたた『ハナマル。』
を胸に刻みます。


また次の患者さんにも、
温かく穏やかであたたかい支援を、
その、飽くなき挑戦を、
続けていきたいと、思っています。

2021.08.13

**勇気のバトン**

とてもかっこいいタイトルしてしまったけれど、
そんなにかっこいいことではなくて、
医療従事者にとって、むしろ当たり前のことかもしれません。

どんなことでも、
何かにとりかかろう、とするとき
勇気が必要だと思っています。
そして、勇気をもって一歩進んだとき、
そこに、責任がともなう感覚があるとおもいます。

医師、看護師。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士。
薬剤師。介護福祉士。栄養士。
ケアマネージャー。施設管理者。・・・etc.

1日就業8時間。
たくさんのプロフェッショナルたちと接し、
その方たちの「勇気」に触れています。

その「勇気」の向かう先は、常に、患者さまのよりよい未来です。

私も、MSWとして、
微力だけれど、
患者さま・ご家族さま・地域の方々のため、
「勇気のバトン」を繋げていきたいと思っています。

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2021.07.26

**志を同じくする**

 

  志を貫き 向上心を燃やしつづけ

  夢は大きく 心は広く 想いは深く。 

  気持ちはまあるく、 歩んでください。

 

常に、「人」を想い、

その人の、よりよい未来を想像し、

自分にできる最大限の努力をする・・・

 

働く場所や環境、職種は違うけれど、「同志」。

同じ場所や環境にいなくても、

その、存在そのものに、パワーをもらい、刺激を受けながら…

 

『よし!今日もがんばるぞ!』と一日がスタートできることに感謝します。

 

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2021.07.02

**その人らしさ、とは**

ある患者さまの退院前カンファレンスでの出来事です。

「水の入った器を、持っていただいて、歩行する訓練もしています。
 こぼさず上手に、安全に、運べます。」

担当の作業療法士さんからの報告でした。

「あぁ。それなら安心!」
担当ケアマネージャーさんとMSWの私は目を見合わせました。

 体調不良が続き、食事がとれなくなり、
 近くの救急外来にかかり、そのまま入院ー。
 自宅での一人暮らしに、ご家族や担当ケアマネさんが不安を感じ、
 療養型の当院へ転院ー。『どれくらいここでおったらええん?早く家に、帰りたい…』
 
転院日が、退院支援のはじまり。
ご自宅での「その人らしい」生活を支えてきたケアマネさんとの
情報共有はとっても大切です。
その患者さんの、いろんな場面での、
「その人らしさ」に、しっかり、焦点をあてることができるからです。

 ご高齢でありながら、ご自宅でのおひとり暮らしをされていた、
 笑顔が素敵で、穏やかで、優しい印象の患者さん。
 食事は、ヘルパーさんにお願いするおかずと、洗米炊飯は自分で。
 たまには、カップラーメンも食べたくなって、自分で。
 自分でできること、は多いけれど、
 やはり、年齢を重ねるごとに、失敗もあって。
 調理中にやけどをしてしまったり…

あたりまえ、にできていたことが、すこしづつ、
あたりまえ、から遠のいていく感覚の中、
「その人らしい」生活の実現に向けて、
約1ヵ月の療養生活を終え、無事に、退院される患者さん。

『長い長いと思ってたけど…ここに入院してよかった。しっかり、リハビリできて、よかった。
 お世話になりました。』
 
その言葉を、間近で、聴かせてもらえることを、とても、幸せに思いました。
そして、その幸せを、その温度感を、
療養生活をサポートしたすべてのスタッフと、ケアマネさんに、
伝えることも、役割のひとつだと、思っています。

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2021.06.18

**いちばん近くに**

病気やけがをして…
認知症が進行して…
癌が体中をむしばんで…

歩くことができない。
食べることができない。
トイレに行くことができない。
想いを相手に上手く伝えることができない。

できないことだらけで、不安になる患者さん。
自分の状況がわからず、パニックになってしまう患者さん。
「もういいや、もうだめだ」と諦めそうになってしまう患者さん。

どんなにつらい状況でも、患者さんを ニコッ っと クスッ っと
笑顔にさせてしまうような、
優しくて、頼もしい、
ユーモアにあふれたスタッフが、
【いちばん近くに】います。



いちばん近くにいるからこそ、見えるもの・感じるものを、
チームで日々、共有します。
そして、
患者さんひとりひとりの GOAL を目指していきます。

 

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2021.05.31

**支えとなるもの**

ある患者様がおっしゃいます。
「娘が待ってるから、歩けるようになって、家に帰ります。」
ある患者様のご家族がおっしゃいます。
「お母さんが生きていてくれる、それだけで、私もがんばろうとおもえるんです。」
【支えとなるもの】があると、人は穏やかになれる。
【支えとなるもの】があると、人は強くなれる。
医療従事者として、
MSWとして、
人、として、

【支えとなるもの】をより多く、引き出せるような関わりをしたいと、いつも思います。
それから…。
「北島田さん!きれいよねぇ、つつじ。」
3年前に退院支援で関わらせていただいた患者さまでした。
寝たきりの状態から、今は、歩行器で散歩ができるほどにお元気になられました。
この方に会うたび、穏やかで優しい時が流れます。
この穏やかで優しい時間が、
MSWの私にとって、【支えとなるもの】のひとつです。

【MSW・北島田町子のつれづれ日記】

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2021.05.11

**essential worker**

エッセンシャル ワーカー

ソーシャルディスタンス…テレワーク…ニューノーマル…

コロナ禍の世の中に、たくさんの、あたらしい言葉が聞こえてきます。

【エッセンシャルワーカー】も、そのひとつです。

 

初めてこの言葉を聞いた時、一番に、病院受付の事務員さんの顔が浮かびました。

 

毎日、優しく、笑顔で、対応をします。

患者さまや、ご家族さまだけでなく、

職員や、業者さま対応も、親切・ていねいに。

 

東洋病院・法人関連施設では、感染症対策として

出入り口を一か所にしぼっています。

そして、事務員さんが、ひとりひとり検温と体調チェックを行っています。

 

依然として、世界中に脅威を与えつづけるウイルスから、

”患者さまを、守る”

”病院を、守る”

【必要不可欠な】存在です。

日々、感謝しています。

 

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2021.04.27

笑顔の力

 

マスクをしていても、アイシールドをつけていても、

やさしくて、ほっとできる、こんな笑顔で寄り添ってくれる

看護師さんたち。

 

 

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